水化粧
「こいさん、頼むわー」鏡の中で、廊下から後ろへ這入って来た妙子をみると、自分で襟を塗りかけていた刷毛を渡して・・・・・
妙子は鮮やかな刷毛目をつけて白粉を引いていた。
これは、谷崎潤一郎の細雪の、冒頭の一節です。
昭和の戦前の頃が書かれているんですが、まだ、この頃は水化粧とよばれる
水ときの白粉を、一般の女性がしていたのでしょうね・・・・![]()
舞妓さんや、芸妓さんが塗っているのより、うすーく溶いて塗っていたとは思いますけど!
お客様の襟首やお顔に、水溶きの白粉を塗って、お粉の白粉を
ポンポンとしていると
「いい匂いですね~」とか、「懐かしい匂いがしますね」などの感想をよく聞く
事があります。
現代のお化粧品とはまた違った、優しい、やわらかさのある香りだと私も思うのです。なんか癒されます
(* ̄ー ̄*)
昔、小さい頃に、母や祖母の鏡台の引き出しをそ~っと
あけたときの、匂いのようです。
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